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WEB 制作・集客

AI モード対策は基本から。中小企業が1か月でできる5つの手順

公開 読了まで 約9分

( この記事の要点 )

  1. Google は 2026年10月15日、AI の回答から元のサイトへ移動しやすくする変更を発表した
  2. Google の公式の見解では、AI 検索のための特別な対策は要らず、基本は SEO と同じ
  3. 登録を確かめる、情報は文字で書く、自社だけの話を書く、プロフィールを整える、表示回数を見る、の5つを1か月で進める

Google は 2026年10月15日、検索の「AI モード」と「AI による概要」で、回答の中から元のサイトへ移動しやすくする変更を発表しました。AI が答えを出す検索になっても、自社のホームページに来てもらう道は残っています。

では、中小企業や店舗は何をすればよいのか。調べると、LLMO・GEO・AIO(どれも「AI の回答に載るための対策」を指す呼び名)といった名前で、AI 向けの特別な対策を勧める記事も見つかります。しかし、Google 自身の答えは違います。この記事では、Google の公式の説明をもとに、WEB の専任者がいない会社でも1か月で終えられる5つの手順をまとめました。

AI モードと AI による概要、10月15日の変更点

AI モードは、質問に AI が文章で答える検索の画面です(日本語では 2025年9月から順次提供)。AI による概要は、一部の検索で、検索結果の上に出る AI の要約です。今回の発表は、この2つの回答から、元のサイトへのリンクを目立たせる内容です。

変更中身状況
回答の中のリンク回答の文中に付くリンクを増やし、回答の上のほうに出やすくする提供を進めている
公式サイトの欄特定の手続きや、正確な情報を得られる公式の場所が1〜2か所に限られるとき、回答の上の専用の欄に、理由を添えて公式のリンクを出す試験中
関連記事のリンク一部の回答の最後に出るリンクに、小さな画像を付けて押しやすくする状況の記載なし
ニュースの並び時事の話題で、記事を横に並べて見せる表示を、より多くの国と言語に広げる提供を始めた
動画の作り手の名前AI モードの動画の結果で、作り手や発行元の名前から、その人や発行元の Google 検索上のプロフィールへ移動できる試験中

※ 発表には、日本でいつ、どの範囲で表示されるかは書かれていません。画面が変わったかどうかは、自社の名前やサービス名で実際に検索して確かめてください。

中小企業にとって大事なのは、「AI の回答から、根拠になったサイトへ人を送る仕組みが強まっている」という点です。回答の根拠に選ばれるサイトであれば、AI 検索でも見つけてもらいやすくなります。

先に結論:AI モードと AI による概要に、特別な対策は要らない

暗い地の右上に点線の輪郭だけの小さな図形が4つ並び、左下寄りの横長の形1つにだけ水色と緑のにじみが入っている
AI 向けの特別な作業は脇に置き、SEO の基本に力を注げば足ります。

Google は、生成 AI 機能に向けた最適化のガイドの中で、AI 検索への対策は、これまでの SEO(検索で見つけてもらうための工夫)と変わらないと説明しています。また、「AI 機能とウェブサイト」のページでは、AI による概要と AI モードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も要らないと明記されています。

同じガイドでは、次のものは「不要」とはっきり書かれています。業者から勧められても、急いで費用をかける必要はありません。

  • llms.txt などの AI 向けのファイル(AI にサイトの案内を読ませるための文書):ほかのサービス向けに置くのは構いませんが、Google 検索では使われず、無視されます。
  • 文章を AI 向けに細かく分けること:理想のページの長さもない、とされています。
  • AI 向けの書き方への書き直し:AI は言い換えや意図を理解するため、似た言葉を並べる必要もありません。
  • AI のための構造化データ:構造化データ(ページの内容を機械向けに書き添える記述)は、AI 検索には必須ではありません。通常の検索で見た目が豊かになる効果はあるので、そのための価値は残ります。

あわせて、よくある質問を検索結果に直接表示する機能(FAQ のリッチリザルト)は、2026年5月7日から表示されなくなりました。「FAQ の構造化データを入れれば AI に引用される」という説明には注意してください(よく聞かれる質問への答えを、ページの文章として書くこと自体は、読む人の役に立ちます)。

また、Google のガイドは、上位表示を約束したり、Google の内部の数値を使っていると主張したりする外部のツールにも注意するよう呼びかけています。

中小企業が1か月でやる5つの手順

特別な対策が要らないなら、やるべきことは「基本が守れているか」の確認です。どれも、パソコンがあれば社内でできます。1週目に手順1・2、2週目に手順3、3週目に手順4、4週目に手順5で数字を見比べる、と進めれば1か月でひととおり終わります。その後は月に1回、手順5で様子を見ます。

5つの手順の流れ図。01 登録を確かめる、02 情報は文字で書く、03 自社だけの話を書く、04 プロフィールを整える、05 表示回数を見る。たどった先が「AI の回答から自社へ」。
5つの手順で、AI の回答から自社サイトへ来てもらうための土台を整えます。

1. Google に登録されているかを確かめる

AI の回答にリンクとして出るには、ページが Google に登録(インデックス)され、検索結果に説明文が出せる状態であることが前提です。

  1. 無料の Google Search Console(サーチコンソール)に自社サイトを登録します。登録の途中で、サイトの持ち主であることの確認があります。制作会社に頼むと早く済みます。
  2. 画面上部の検索欄に、トップページ、サービスのページ、会社概要の URL を入れて「URL 検査」を行います。
  3. 「URL は Google に登録されています」と出れば大丈夫です。出ないときは「インデックス登録をリクエスト」を押します。

あわせて、手順5の「生成 AI パフォーマンス レポート」を一度開き、今の表示回数を控えておくと、手を入れた後と比べられます。

制作会社にサイトを作ってもらった場合は、検索に出さない設定(noindex)や説明文を出さない設定(nosnippet)が、公開後も残っていないかを聞いてみてください。

2. 大事な情報を、画像ではなく文字で書く

料金、対応地域、営業時間、予約の方法を、チラシの画像だけで載せていないでしょうか。画像の中の文字は、検索や読み上げで拾われにくく、コピーもできません。大事な情報は、ページの文章として書いておきましょう。

  • 料金表は、画像ではなく表で書く
  • 「どの地域に対応しているか」を、市町村名まで文字で書く
  • 問い合わせや予約のページへのリンクを、トップページから1回で行ける場所に置く

3. 自社にしか書けないページを1つ作る

同じ大きさの灰色の丸が格子状に並ぶ中で、左上の大きな1つだけが片側の丸い形をしていて、水色と緑のにじみが入っている
よくある話が並ぶ中でも、自社にしか書けない話は目に留まりやすくなります。

Google のガイドは、体験にもとづく独自の視点が役立つとし、すでにある情報の言い換えや、AI ですぐ作れる内容は避けるよう勧めています。AI が答えるだけで済む一般論ではなく、自社の現場の話が強みになります。

たとえば工務店なら「築30年の家で、断熱の工事を決めるまでに見たこと」、飲食店なら「仕込みに何時間かけているか」のように、自社の写真と数字で書ける話を1つ選びます。新しく作るのが大変なら、よく聞かれる質問への答えを、今ある事例のページに書き足すだけでも構いません。

4. Google ビジネス プロフィールを最新にする

Google ビジネス プロフィールは、Google マップや検索に出る店や会社の情報です。Google のガイドは、ビジネス プロフィールを使うことで、AI の回答を含む検索結果に、商品やサービスが表示されやすくなるとしています。

  • オーナー確認(そのビジネスの持ち主だと Google に確かめてもらう手続き)を済ませる
  • 営業時間、定休日、電話番号、ホームページの URL を今の情報にする
  • 写真を足す。クチコミに返信する

なお、Google のヘルプによると、Google マップや地域の検索での表示順は、主に「関連性・距離・知名度」で決まります。Google は、お金を受け取って順位を上げることはしていません。

5. Search Console で「AI 検索での表示回数」を見る

Search Console には、AI による概要と AI モードで自社のページへのリンクが表示された回数を見る「生成 AI パフォーマンス レポート」があります。2026年8月31日から、世界中のすべてのサイトで使えるようになりました。

月に1回、どのページが AI 検索で表示されているかを見て、手順2・3で手を入れたページの数字が動いたかを確かめます。表示回数が少ないサイトでは、レポートが出ないこともあります。通常の「検索結果」のレポートでも、AI 検索からの表示とクリックは、検索タイプ「ウェブ」の数値に含まれています。

AI 検索に出したくないページがあるとき

白い紙のカードに並ぶ2つの窓のうち、左は閉じ、右の窓だけが開いて水色と緑のにじみが見えている
どのページを AI 検索に見せ、どこを見せないかは、通常の検索と同じ設定で選べます。

社内向けの資料や、一部だけ表示したくない文章があるときは、通常の検索と同じ設定で制御できます。

設定はたらき
noindexページを検索に出さない
nosnippetページの説明文を出さない(AI の回答のリンクにも出なくなる)
data-nosnippetページの一部だけ、説明文に使わせない
max-snippet説明文に使える文字数の上限を決める

説明文を止めると、AI の回答にリンクとして出る機会もなくなります。止めるのは、本当に必要なページだけにしてください。

まとめ:AI 検索でも、選ばれる理由は同じ

AI の回答にリンクとして出るには、Google に登録されていることが前提です。そして Google は、そのリンクを目立たせる方向に変えつつあります。登録を確かめる、大事な情報を文字で書く、自社にしか書けない話を載せる、ビジネス プロフィールを整える、数字で確かめる。この5つは、AI 検索が広がる前から変わらない基本でもあります。

自社のサイトで、どこから手を付ければよいか分からないときは、MODS BASE にご相談ください。今のページを一緒に確認するところからお手伝いします。

( Written by )

MODS BASE

MODS BASEは、長野県上伊那郡辰野町を拠点に、WEB 制作、WEB 集客の運用代行、UI/UX デザイン・プロダクト開発、ブランディング・グラフィック、AI 導入支援を手がけるデザイン・開発スタジオです。全国のお客様にオンラインで対応しています。

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