本文へ移動
UI/UX

ホームページ、スマホで見にくくない? Search Console のデバイス別の数字から始める、確かめ方と直し方

公開 読了まで 約8分

( この記事の要点 )

  1. Search Console の「デバイス」と「ページ」で、スマホから来ている人が多いページを3〜5つ見つけます。
  2. そのページを自分のスマホで開き、文字・ボタン・電話番号・フォーム・速さの5つを確かめます。
  3. 見つけたことは「どのページの、どこが、どう困るか」で制作会社に伝えます。

「うちのホームページ、保護者の方はスマホで見ているはず。でも、自分はパソコンでしか確かめたことがない」。 教室や店舗でホームページを兼務している方から、よく聞く話です。

Search Console(サーチコンソール)は、Google 検索での見られ方が分かる無料の道具です。 その「検索パフォーマンス」で、端末(デバイス)を複数選んで合わせた数字を見る使い方が、英語のヘルプに書かれています(2026年11月時点)。 海外の検索の専門メディアも、11月はじめにこの変化を伝えました。 すべてのアカウントで使えるかどうかは、ヘルプには書かれていません。 これをきっかけに、スマホから来ている人が多いページを数字で見つけ、自分のスマホで使いにくさを確かめて直す手順をまとめます。 画面の細かな仕様は変わっても、この順番はずっと使えます。

まず全体の流れ:見つける・確かめる・直す

やることは3つです。

  1. 見つける:Search Console で、スマホから来ている人が多いページを探す
  2. 確かめる:そのページを自分のスマホで開き、5つの点を見る
  3. 直す:自分で直せるところは直し、残りは制作会社に具体的に頼む
3段の流れ図。1「見つける」Search Console → 2「確かめる」自分のスマホ → 3「直す」制作会社に頼む。虫めがね・スマホ・ペンのアイコン付き。
ホームページのスマホ対応は「見つける・確かめる・直す」の3段で進めます。

ひとつ注意があります。 Search Console で分かるのは「Google 検索から何回表示され、何回クリックされたか」です。 問い合わせの数は分かりません。 なので、数字は「どのページから先に確かめるか」を決めるために使います。

1. Search Console で、スマホから来ているページを見つける

Google は、スマホ版のページの中身を使って検索の評価をしています。 スマホでの見え方は、お客さまのためにも、検索のためにも大事な土台です。

手順は次のとおりです。

  1. Search Console を開き、左のメニューから「検索パフォーマンス」を選ぶ
  2. 期間が「過去 3 か月間」になっていることを確かめる(最初からこの期間です)
  3. 下の表の「デバイス」タブで、モバイル(スマホ)とパソコンのクリック数を比べる
  4. 「デバイス」タブの「モバイル」の行を押してモバイルだけに絞り込み、「ページ」タブに切り替える
  5. クリック数が多い順に、上から3〜5ページを書き出す
上に「デバイス:モバイル」「ページ」の絞り込み。下の表は「ページ」と「クリック数」の2列で、料金 128、体験授業 96、アクセス 71、お知らせ 24、講師紹介 15。上位3行を濃い水色の枠で囲み、ラベルは「上位3つ」。下に「説明用の作例です(数字は架空)」。
モバイルに絞った「ページ」の一覧で、クリック数の多い上から3〜5ページを書き出します(説明用の作例です。Search Console の画面ではなく、ページ名・数字も架空です)。

表に出る数字の意味は、次のとおりです。

項目 意味
クリック数 検索結果からサイトがクリックされた回数
インプレッション数(表示回数) 検索結果にサイトが表示された回数
CTR(クリック率) クリック数を表示回数で割った値
平均掲載順位 検索結果での、サイトのいちばん上の掲載位置の平均

モバイルとパソコンを並べて見たいときは、「比較」を使います。 表の各行に、2つの値の差を示す列が加わります。

書き出したページが「スマホで見に来る人が多いのに、問い合わせが少ない」と感じるページなら、そこが最初に確かめる場所です。

2. 自分のスマホでチェックする5つの点

書き出したページを、自分のスマホで開きます。 パソコンの画面を小さくして見るのではなく、ふだん使っているスマホで確かめるのがいちばん確実です。 次の5つを、1ページ5分ほどで見ていきます。

確かめること こうなっていたら直す
① 文字の読みやすさ 指で広げないと読めない、横にはみ出して左右に動く
② ボタン・リンクの押しやすさ 小さい、すぐ隣のリンクを押してしまう
③ 電話番号 タップしても電話がかからない
④ 問い合わせフォーム スマホで入力しにくい、送れたか分からない
⑤ 表示の速さ・反応 開くのが遅い、押してもすぐに反応しない

② の押しやすさには、目安があります。 WCAG 2.2 は、ウェブをだれでも使いやすくするための国際的な基準です。 レベル AA の基準では、押す場所は少なくとも 24×24 CSS ピクセル(例外あり)とされています。 より厳しいレベル AAA の基準では 44×44 CSS ピクセル(例外あり)です。 数字が分からなくても、「親指で押して、隣を押し間違えないか」を試せば十分です。

③ の電話番号は、ただの文字になっていると、メモして打ち直す手間がかかります。 タップで電話がかかるようにするのは、制作会社にすぐ頼める小さな直しです。

④ のフォームは、確かめる点が多いので、別の記事にまとめています。 問い合わせフォームのアクセシビリティを自分でチェックもあわせてどうぞ。

左の「NG」のスマホ画面では、電話番号「0000-00-0000」がただの文字で、印「ただの文字」。小さいリンクが詰まって並び、印「小さく詰まる」。右の「OK」の画面では、大きな黒い「電話する」ボタンに印「押すと発信」。間を空けた「料金」「体験授業」のボタンに印「間を空ける」。
電話番号はタップで発信できるボタンにし、ボタン同士の間を空けます(説明用の作例です)。

3. 表示の速さは PageSpeed Insights で見る

⑤ の速さは、Google の無料の道具 PageSpeed Insights で調べられます。 ページの URL を入れると、「モバイル」と「パソコン」に分けて結果が出ます。 まずはモバイルの結果を見ます。

見るのは、INP という項目です。 ページでの操作(押す・入力するなど)に、画面がどれだけ速く反応するかを表します。 200 ミリ秒(0.2 秒)以下なら「良い」とされています。 アクセスが少ないページでは、実際の利用者のデータが出ないこともあります。 そのときは、自分のスマホで押してみた手ごたえを優先して構いません。

よくある失敗と直し方

よくある失敗 直し方
パソコンでだけ確かめて、公開している 更新のたびに、自分のスマホでも1回開く
電話番号が画像やただの文字 タップで発信できるボタン(リンク)にしてもらう
ボタンが小さく、詰まって並んでいる ボタンを大きくし、ボタン同士の間を空ける
古い確認の道具を探している 以前の「モバイルフレンドリー テスト」は2023年12月に終わっています。今は実機と PageSpeed Insights で確かめる
数字だけ見て、何も直さない 書き出した3〜5ページだけでよいので、5つの点を確かめる

制作会社への頼み方

見つけたことは、「どのページの、どこが、どう困るか」で伝えると、話が早く進みます。

例:「料金のページ」をスマホで開くと、電話番号をタップしても発信できません。タップで電話がかかるようにしてください。あわせて、ページ下の「体験授業の申し込み」ボタンが小さく、隣の「アクセス」を押してしまうので、押しやすい大きさにしてください。

スマホの画面を撮って添えると、さらに伝わりやすくなります。

Search Console の表示について(2026年11月時点)

  • 検索パフォーマンスで、デバイスを複数選んで合わせた数字を見られることが、英語のヘルプに書かれています。
  • 日本語のヘルプは、2026年11月時点では以前の説明(複数のデバイスを見るときは「比較」を使う)のままです。
  • 新しい選び方が、すべてのアカウントで使えるかどうかは、ヘルプには書かれていません。画面に出ないときは、上の手順の「比較」や「デバイス」タブを使ってください。

まとめ

  • Search Console の「デバイス」と「ページ」で、スマホから来ている人が多いページを3〜5つ見つける
  • そのページを自分のスマホで開き、文字・ボタン・電話番号・フォーム・速さの5つを確かめる
  • 見つけたことは「どのページの、どこが、どう困るか」で制作会社に伝える

スマホでの点検や直し方で迷ったら、MODS BASE にもお気軽にご相談ください。

( Written by )

MODS BASE

MODS BASEは、長野県上伊那郡辰野町を拠点に、WEB 制作、WEB 集客の運用代行、UI/UX デザイン・プロダクト開発、ブランディング・グラフィック、AI 導入支援を手がけるデザイン・開発スタジオです。全国のお客様にオンラインで対応しています。

( Related service )

WEB 制作

何を伝え、どう動いてもらうか。UX の設計から考えるホームページ制作。

( Related )

関連記事

( Contact )

Let’s talk.

まだ決まっていなくても大丈夫です。気になっていることから、気軽にお聞かせください。